日本文化の象徴として

印鑑を印章という言い方もされいわゆる普段一般的に目にする形は日本独特であり、アジア諸国でもお国柄の印鑑はあるもののサインの方が一般的です。印鑑は四大文明時代に作られていましたが、現代欧米諸国およびヨーロッパ諸国では印鑑よりもサインが主流であることはご存じの通りです。ですから印鑑は日本文化の象徴と言っても良いのです。

素材は木材、金属、水晶、チタン、動物の角や牙、合成樹脂などがあり特に象牙や黒水牛角は希少価値、および独特の光沢と風合いから高値がつき人気も高いのですが、近年の動物愛護への意識の高まりが影響してますます手に入りにくくなっています。

手彫りはんこは特定のフォント手書きの逆文字を彫刻刀で彫り上げていきますから、当然ながら文字の太さは均一になりませんし機械彫りと見比べてみればその違いは一目瞭然です。さらにここから先が手彫りならではの作業となるわけですが、必ず字の太さや線質に強弱をつけていく仕上げを完了させて納品となり一貫して手作業となります。

機械彫りは荒彫りだけで仕上げはしません。これだけ手間暇掛けていれば大量生産は難しいですし価格が上がるのも納得できます。高度な技術を要することもあって印章彫刻技能士または認定印刻師という資格制度もあるのです。これら資格保有者が製作したものなら確実に信頼できます。

手彫りのはんこを買う

今回は“手彫りのはんこの購入”についてのお話です。はんこは古代文明が繁栄を極めていた時代にはすでに世界で使われており、中世以降日本独自の発展をしてきた伝統ある生活必需品の1つです。ゴム印や100円はんこが多くの人たちにもてはやされる中で、昔ながらの手彫りはんこにこの上ない魅力を感じて買い求める人は、今なお尽きることはありません。

手彫りと言ってもピンからキリまであり素材も様々、デザインも様々です。手彫りは人の手で細かい部分まで丁寧に彫り上げますから、発注してから引き渡されるまで時間がかかるものであり、価格もそれなりですし文字の太さが機械のように一律にはなりませんが、そこが又味わいがあって良いという人が多いです。さすがに何十年と経験を積み重ねた匠の技が光るはんこの印影は、芸術品とよぶにふさわしく美しいです。職人の技術差が色濃くでてきますから経歴の長さでは推し量れない面も多々あります。

高価だからこそ本物を見分けるポイントをしっかり理解していないと、うっかりまがい物をつかまされる事もありますから注意も必要です。インターネットの普及で高級はんこの通販も増えていますが、こちらも直接手に出来ないだけに、注意しなければなりません。

伝統のワザを引き継ぐ専門店を見つけにくくなっているからこそ、ネットで全国の職人と店舗を簡単に見つけることが出来るというのは、ほんとに良い時代に生まれたと思えます。安心してネット通販を利用できるためのポイントもしっかり理解しておきたいところです。